このたびボヘミアンズ・ギャラリーにて現代詩人・吉増剛造展を開催します。

吉増氏は1994年に北海道にて二重露光の写真を撮って以来、多重露光を重要な手法として用いています。
猫が振り返る路地裏やパズルのような高層ビルのかたまり、乾いた土地の植物や白く愛らしい花。それぞれブラジル・沖縄・北京など、ここではない遠いどこかで撮られものたち。そこにある細く消え入りそうな文字を解くと、じんわり訪れる想い。

本展では、これまで発表してきたパノラマカメラや多重露光を使用した写真作品合計35点を展示。
多重露光であること、詩が在ることを改めて皆さまに見て、読んで、想って頂ければと思います。

協力：SHUMOKU GALLERY（名古屋）