コーエン・デラーレKoen Delaere
コーエン・デラーレは1970年にベルギーで生まれ、現在はオランダのティルブルフを拠点に活動。
彼の作品は即興性を重視し、強いインパクトを与えながらも、どこか荒涼とした印象を抱かせる。多様な表現方法に挑戦しており、海をモチーフにしたシリーズでは、一見すると抽象画のように見えるが、空や太陽が映り込み、波が立つ海面そのものを描いており、具象画とも捉えられる作風に取り組んでいた。2019年から今に至る2方向からメディウムを引っ張る独特の表現を用いたシリーズでは、自分自身にルールを設けながらも、制限の中で色や素材を出来る限り衝動的に用いることに意識を置き、厚く塗られた絵具と独自のリズム感を持つ筆跡を特徴としたより抽象的な作品を描いている。
1970 ブルージュ(ベルギー)生まれ
1996 Akademie voor Beeldende Vorming, Tilburg (NL) 卒業
現在はティルブルフ(オランダ)在住
主な個展
2019 「Body / Head」Van Horn(Dusseldorf)、ドイツ
2020 「NUDES」 Gerhard Hofland(Amsterdam)、オランダ
2021 「Sunspots」 Base-Alpha Gallery(Antwerp)、ベルギー
「DESIRE」 Bohemian’s Guild(Tokyo)、日本
2022 「Don’t Fight It, Feel It.」 Gerhard Hofland(Amsterdam)、オランダ
2023 「WHITE LIGHT WHITE HEAT」 Fox Jensen McCrory Gallery(Auckland)、ニュージーランド