大西茅布Chifu Onishi

大西茅布は幼少の頃より数々の賞を受賞し、大阪の天才少女画家としてその名を知られていた。2014年、年齢を書かずに応募した独立展で史上初の小学生での入賞。2021年には若手の登竜門とされる「岡本太郎現代芸術賞」において、史上最年少(18歳、高校3年生)で大賞「岡本太郎賞」を受賞。

その作品は正統派とも言える程に古典的なものである。確かな画力を礎に、人間の暗部に焦点を当てた神話的、文学的な作品を創りあげる。「岡本太郎賞」受賞作である『レクイコロス』はレクイエム+コロナウィルスを掛け合わせた造語で「コロナの悲惨さのみならず、なにか運命的なものに殺された人々の、怨嗟を合唱するためにつくった作品」と本人は語っている。また大作『姦々轟々』では9人の著名人の限定的な内面(女性への価値観)を描き表しており、文学的な素養を感じさせる。

 

 

2003
大阪府生まれ 大阪府富田林市出身
2014
独立展入選
2019
スターバックスアート出品(名和晃平監修)
東京インディペンデント展出品(東京藝術大学)
ダ・ヴィンチを探せコンクール絵画部門最優秀賞受賞(大阪芸術大学)
2021
岡本太郎現代芸術賞グランプリ受賞
東京藝術大学油絵画科入学

個展
2021
レクイコロス礫塊」ルンパルンパ(金沢)
「How Was Chifu Made?」Bohemians Guild・Bunpodo Gallery(東京)

2022
「岡本太郎現代芸術賞受賞作家 新作特別展示 大西 茅布 『今日の神話 』」岡本太郎記念館(東京)
「大西茅布個展 人間の森のなかで」銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(東京)